鍼灸接⾻院ではなく、鍼灸師として勉強したく、どこか良い鍼灸院はないかな〜と、「鍼灸院 求⼈」で検索ヒットした都内の鍼灸院のホームページを100件以上読み漁りました。そのなかで「⻄洋医学の知識と東洋医学の技術を⽤いて施術する」という⼀⽂が⽬に⽌まり、ここで学びたいっ︕と思ったのが本間治療院に応募する決め⼿でした。

「ツボが」「気が」「経絡が」「肝が」「脾が」など、東洋医学で頭でっかちの学⽣でしたが、患者さんから⻄洋医学的な説明を求められることも多く、はじめはそこに⼾惑いました。しかしそのお陰で、⻄洋医学的な観点からも診ることができるようになり、東洋医学の素晴らしさ且つ、⻄洋医学的な近代鍼灸施術を⾏えるようになりました。

右肩と右の肩甲⾻に慢性的な痛みを持ち、鎮痛剤でなんとか⽇常⽣活を送れている患者さんの診療をしたときのことが印象に残っています。根本ケアのために毎週通って頂き、これまでずっと続いていた痛みを取ることが出来たときに、患者さんから「本当に救われた。」と⾔って頂けました。そのときは、涙が出るほど嬉しかったです。ほかにも、整形外科疾患や、不定愁訴（全⾝倦怠感、やる気がでないなど）、不眠など、病院へ⾏ったが治らず⾟い⽇々を送ってきた⽅が、「先⽣楽になりました〜！」と笑顔をいただけたとき。⼀⼈暮らしの⾼齢者に、往診を毎回楽しみにしていると⾔われたときなど、数多くの患者さんとのやり取りが、忘れられないものとなっています。

⼀⼈でも多くの患者さんを笑顔にできるように、鍼灸の技術を磨いていきたいです。また、ケアマネージャーとの信頼関係を築き、在宅の鍼灸・マッサージに対する認知度を上げていきたいと思っています。将来的には、東洋医学の素晴らしさを、多くの⽅に知ってもらうとともに、鍼灸師が働きやすい環境作りに貢献できるような活動を起こっていきたいです。